濁草子

考えたことや良かったものをひたすら更新していく予定です。

台湾旅行記2023冬 - 2日目(台北)

朝食

廣州街夜市にある牛肉湯のお店に向かった。名前はないが、屋台の看板のように大きくメニューが貼ってあるのでわかりやすい。忙しそうな店員さんになんとか話しかけて注文し、牛肉湯と雛肉飯を人数分と白菜を煮たものを1皿頼んだ。程なくして料理が運ばれてきたが、サービスで厚揚げと卵を煮たものも持ってきてくれた。

 

 

牛肉湯がとにかく美味しい。台湾旅行で一番美味しかったもののトップ争いに入るかもしれない。レシピを調べてみても、白濁のスープのレシピばかりでこの透明なスープのものは出てこない。シンプルに煮て塩で味付けすれば良いのだろうか?

他の料理もとにかく優しい味で、朝からこんなに食べられるかと心配だったがペロッと平らげてしまった。

 

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踏んだり蹴ったり

朝食でエネルギーを蓄えた後、台北流行音楽中心に向かった。音楽史を学んだり場合によってはライブや出店に出くわせるということで、音楽好きの私たちは意気揚々と向かったのだが、なんと臨時休業。次回台北に行く時には絶対に寄りたい。

小雨も降り出して悲しみに暮れながらも、次の場所・無印良品 松高旗艦店に行こうとバス停でバスを待っていた。Google mapの案内と照らし合わせながら目当てのバスが来たので乗ろうと思ったら、目の前を素通りしてしまった。明らかに乗るはずだったバスと番号も一致しているので訳もわからないまま調べてみると、台湾のバスはどうやらバスが来たら手を挙げなければ停車しないようだ。

ICカードをかざしてバスに乗る。日本のバスと大きな違いはないが、台湾のバスは人が乗った瞬間すぐに発車するので転びそうになる。帰国して日本のバスに乗った時はだいぶ感動した。また、降りる時はバスが止まる少し前にはみんな乗降口の近くまで行って先にICカードをタッチしていた。すぐに降りないとバスが発車してしまうのだろうか。私たちも見よう見まねで一連の動作をしてバスを降りた。

 

無印良品

無印良品に到着。松高旗艦店が一番大きな無印らしく、実際たくさんのフロアがあった。人へのお土産をどうしようかと思っていたのだが、パイナップルケーキはもう誰もが飽きているのではないかと思い、無印の台湾限定商品を買って帰ろうと考えていた。ネットで見た鉄観音茶味のポップコーンは残念ながらなかったが、お茶やチョコレート関連のものが充実していた。結果、コアントローが入ったトリュフチョコレートや鉄観音フレーバーのチョコレート、東方美人茶・緑茶味のゴーフレットを買って帰った。

ちなみにMUJIアプリは台湾でも使えた。

 

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おやつ&昼食

予定よりもだいぶ時間が巻いていたのでカフェでも入ろうという話になり、隣の施設にある評価が良さそうなカフェ「kafe D」に向かった。どうやら台中で人気のカフェらしい。この後にどこかでお昼を食べようかと話していたものの、ケーキが美味しそうでみんなでドリンクとケーキをそれぞれ頼んだ。私はマンデリンを頼んだのだが、3〜4杯分はあるのではないかという量が来てお得感に喜びつつ飲むのが大変だった。

 

 

お腹は空いていなかったがケーキを食べたら胃が活性化し、近くの汁なし麺が美味しそうなお店に入った。「清真中國牛肉麺館」という牛肉麺のお店の支店らしく、ビブグルマンのマークも掲げられるような人気店らしい。

汁なし牛肉麺のようなもののセットと、周りの人が結構飲んでいたので小さな缶コーラを人数分頼んだ。どうやら小皿に盛られたおかずを人数分自由に持って行って良いとのことで、なすのニンニクと油で絡めたようなものとタタキきゅうり、湯葉と野菜の辛い炒め物を持っていった。小皿といってもだいぶ大量に盛られており、食べるのが大変だった。

汁なし牛肉麺は下にあるタレが思ったよりサラサラで、麺もツルッとしており食べやすかった。「まぜそば」をイメージしていたので、少し思い描いていたものとは違ったが、ケーキを食べた後なのでありがたかった。

 




※下記の記事とは別店舗です。参考まで。

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突然未来の生活について考えることに

夜ご飯まで時間が空いたので、行く予定ではなかったが近くの松山文創園区に立ち寄ってみた。タバコ工場の倉庫をリノベーションしたカルチャー施設らしい。リノベ施設には立ち寄りたいと話していたので、ちょうど良いと足を運んだ。雑貨屋や食品が売られており、展示多めの赤レンガ倉庫みたいだった。

お店を見つつ、フラッと展示に入ってみたら入口で小さなリーフレットみたいなものをもらったが、その内容も展示物も中国語で何もわからない。なんとなく流れで見てみようと思ったものの、気がついたら一人がいなくなってて探したら、途中で展示側の人に捕まって英語でChatGPTの未来について聞かれていた。それを見ている私たちも話しかけられ、英語で展示の概要について説明を受けた。

未来の生活がどうなっていくかを考えてみよう、みたいな展示だったらしいのだが、英語もそこまで得意ではないので半分くらいしかわからなかった。多分わかっていたら個人的に結構好きな内容だっただけに惜しい。まさか英語でたくさん会話して且つ将来の暮らしについて考えるとは思わなかったのでだいぶ頭を使い、満腹だったお腹も良い感じにこなれてきた。夜は行きたい店があったので、そこに向かうことにした。

 

長い夜

夕食

行きたかった店とは「長白小館」。ガイドブックに載っており、名物の豚バラと白菜の酢漬けの鍋がシンプルながら美味しそうでどうしても食べたかったのである。地元民にも観光客にも人気で、予約なしだと早めに行かないと厳しいという情報を得て、17時の開店とほぼ同時にお店に向かった。「2時間くらいだけど大丈夫?」と日本語で案内されて驚きつつ、中に入れてホッとした。私たちの後にも日本人の団体が来ており、日本人にも人気の店だということがわかった。

ここでも台湾ビール大瓶を注文。鍋は豚バラはデフォルトで入っているらしく、追加で2種類肉を選べるようで牛と豚を選んだ。出汁用にカニが半身浸けられており、味はそんなについていないのでタレコーナーで自分でタレを調達する。ブレンドは自由だが、おすすめの配合が書いてあるのでその通りに器にそれぞれのタレを入れていく。ごまだれや韮ソース、豆腐ようやニンニク等を入れて混ぜ、お好みでネギやパクチーを添える。これに肉と白菜をつけて食べるのだが、タレがあまりにも美味しかった。タレを売ってほしい。冬はずっとこれで良いと思った。

 

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サクッとビール

お目当てのバーがあったのだが、予約まで時間があったので一軒挟むことに。「現地のビールが飲みたいよね」と話していたので、近くのビアバーを探すと「小泉自然酒」という名前を発見した。日本人がやっていたりするのだろうかとも思い向かうと、半分アパレル、半分座れる角打ちのような空間が広がっていた。

ビールが飲みたいことを伝えると、それぞれの味を説明してくれた。

樽生もあってなぜかオリオンビールだったので興味が湧いたが、せっかくなので飲んだことのない苦めのビールを教えてもらい注文した。あまりにも美味しかったので店員のお兄さんに感想を言ったら「僕も一番好き!」とはにかみながら言われた。

 

 

オリオンの樽生があるなら、他にも日本的なものがあったりするのだろうかと店内を見ていると、後ろの壁に新宿のBERGのチラシが貼ってあった。一体どういう関係だったのだろう。

 

tran-store.business.site

 

ジンバー

21時近くになり、目当てのバーの予約時間が近くなったので移動。数年前にジンにハマり、日本でもジンバーでたまに嗜む程度に飲んでいる。そこで出会った人々のうちの一人が「台北に行くならこのバーには絶対に行ったほうが良い」と背中を押してくれ、台北でもジンバーに行くことにした。その人は台北のそのバーのオーナーと交流があるらしく、「行くなら予約しておきますよ!」と予約までしてくれた。

 

道中が暗く、店も一瞬気づかずに通り過ぎてしまったが、「Sidebar」を見つけた。手前はカジュアルバーのような形で団体がワイワイ飲んでいたが、名前を伝えると少し時間を置いて奥の部屋に通してくれた。扉を開けると、大量のジンが壁いっぱいに陳列されている部屋が広がっていた。壁一面のジン、カウンターの上にあるライトもジンのボトル仕様になっている。約1,000種類のジンがあると聞いてはいたが、これだけ並んでいると圧巻だった。ジン好きのディズニーランド。夢の国。まだ中には誰もおらず、テーブル席に通される。オーナーの方が来てくれて、説明をしてくれた。私は好きなジンの銘柄を伝えて似たテイストのものを、友人は自分が普段どういう味が好きかを伝えてオーダーしていた。味の好みを伝えるというのはなかなか表現が難しそうだが、ここには様々な味がジャンルごとに記載されているルーレットのような物が置いてある。初心者にもわかりやすく優しい仕組みだった。

 

 

しばらくすると3本ほどボトルが運ばれ、試飲をさせてくれた。気に入ったものを好きな飲み方でオーダーできる。どれも見たことのないものでずっと興奮しながらソニックやジンフィズを2杯ほど飲んだ。

 

オーナーは自らジンの本を書いたりジンを作ったりと精力的な方で、せっかくなので1本お土産に買って帰ろうと試飲をしたのだが、どれも美味しく結局2本買ってしまった。1本はスパイシーで、もう1本は白葡萄のようにフルーティーな味のもの。後日日本でジンを持ち寄るイベントがあったのだが、2本とも大盛況だった。

 

お会計を済ませて帰ろうとしたら「せっかくだから」とオーナーに声をかけられ4人で記念写真を撮った。ホスピタリティが凄すぎる。ジンを普段飲まない友人達も、一連の体験を喜んでくれたようで良かった。

 

maps.app.goo.gl

 

店を出たらもう良い時間だったので、タクシーを拾ってホテルに帰宅。運転手は「何そのホテル?どこ?電話番号教えて?」と言っており不安だったのだが、電話をして確認してくれた。ほぼワン切りで大丈夫かと心配になったが、台湾だとどこもこんな感じなのだろうか。

 

盛りだくさんだったのでだいぶ疲れて眠く、お風呂を待っていた時に何を話していたかあまり覚えていない。明日はゆっくりできるね、なんて話をして気絶するように寝た。

 

 

dac-rano-soushi.hatenablog.com