濁草子

考えたことや良かったものをひたすら更新していく予定です。

近畿旅行記(2024.1)

きっかけ

ダウ90000とBase Ball Bearが対バンをするらしいという情報が入った。今好きなダウ90000と学生時代によく聞いていたベボベが対バンをする、しかもベボベのボーカル小出祐介はダウ90000のファンらしい。そんなことがあるのかと驚いていたが、これはもう行くしかない。大阪1泊2日の予定だったが、大学の頃の友人が最近京都に旅立ってしまったので、2日目はその人に会いに行くことにした。

 

旨辛サムギョプサルまぜそば

大阪といったら行きたいお店がたくさんあるのだが、ライブの同行者の友人が汁なし麺を食べたいということで麺モチベが高まっていた。

鶴橋に早速向かい、「麺と肉 だいつる」に向かう。店内に入り、元々決めていた旨辛サムギョプサルまぜそばを4辛マヨトッピングで注文した。このお店は汁あり麺も汁なし麺も辛さをオーダーする形式で、4辛までが無料らしい。辛いものは好きだが得意ではないので迷っていたものの、口コミに「そんなに辛くない」「4辛は辛ラーメンより辛くなかった」というものがあり、挑戦してみた。辛そうかも……とビビりながら食べたが、ピリ辛程度で、カラムーチョを食べた時の気持ちになった(そしてカラムーチョも乗っていた)。

 

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5辛以上は唐辛子の種類が変わるらしく(ハバネロ使用)、5辛も次行った時には挑戦してみたいと思っている。

 

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COBATO STORE OSAKA

同行者もお笑い好きでよくライブに行っているのだが、以前そのグッズを保管する大きな缶が欲しいと言っていたのでコバトパン工場を紹介し、今回向かうことになった。クッキー缶などのお土産専門店がオープンしたらしく、そっちに行くことに。それがCOBATO STORE OSAKAである。

いざ中に入ってみると、コバトパンの世界観に一気に引き込まれた。工場でコック(工場長?)がパンを作っている様子がブランドイメージとして押し出されており、各商品のパッケージがもうポップで可愛いのだが、この店舗は内装も海外の工房を思わせるような造りで、インテリアにも商品にも全てに心がくすぐられた。ディズニーランドのお土産屋にイメージは近いかもしれない。

人へのプレゼントを買う予定で来たのだが、自分もグッズを保管する箱が欲しかったので、プレゼントにはクッキー詰め合わせ缶である浪漫缶・自分用にはスペキュロス缶を購入した。

アーティストや他ブランドとのコラボ缶も作っているらしく、フジファブリックとのコラボ缶には驚いた。

 

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ダウ90000×Base Ball Bear

ライブが終わった瞬間「今日のこと、一生忘れたくない。」と思い、それをさらに確固たるものにしたいと思いずっと口に出していた。一緒にいた友人のことも少し抱きしめてしまった。私は普段交わらないような別ジャンルやものが混ざり合うコンテンツが本当に好きで、このライブがまさにそうだった。対バンというと、バンド1組目が自分達のセトリで演奏して、もう1組がまた自分達の曲を演奏して、1〜2曲ほどコラボをするようなイメージだった。今までもお笑い×音楽のライブに行ったことはあったが、同じような感じだった。ただ、今回は非常にシームレスで、一本の単独を観ているような感覚だった。

 

ライブはダウ90000の「ピーク」で始まった。

 

youtu.be

 

終電を逃した見知らぬ男女が出会って2時間後の世界の話。このコントが元々好きなのだが、コントが終わりかける瞬間でベボベの演奏が始まり、膝から崩れ落ちるかと思っていた。よく二本足で立てていたと思う。

その後もコントと曲の内容がリンクしながらライブが進んでいく。ダウ90000の園田が最近長年付き合った彼女に別れを告げられたのだが、今回はそこが結構MCでいじられていた。それも踏まえ、ダウ90000の「さんすくみ」からの流れも素晴らしかった。園田が誰とも結ばれず落ち込んで終わるコントなのだが、コントの終盤で園田が落ち込みながらドラムセットの前に腰掛ける。そしてベボベが登場してそのまま「kodoku no synthesizer」を歌い上げた。世界観があまりにも完成されすぎている。悲しいけど美しい。

そして、最後アンコールでダウ90000もベボベも全員出てきて、かつてダウ90000のコンテンツで蓮見以外のメンバーに焦点を当てた「ダウドキュ」で出てきたオリジナルソング「耳を貸して」を、ベボベの生演奏でダウ90000が歌唱した。

ダウ90000のラップはアツいし、ベボベがそのバックで演奏をしている。途中で涙が込み上げてきた。

あっという間に終演してしまい、ずっと不思議な感覚の中にいた。

配信がないのが残念。東京でもまたぜひやってほしい。絶対にこの公演は忘れたくない。

その後同行者と居酒屋で軽く飲み、カラオケに行った。ほぼベボベ縛りである。歌い合うものの、お互いハモれるので関根嬢パートも含めるとずっと2時間歌いっぱなしだった。私はTENDREが好きでRyohuとコラボしていて驚いたのだが、Ryohuを知ったのもベボベからだったな〜と歌いながら感傷的になっていた。

同行者がチャットモンチーの「シャングリラ」を歌って締めた。ライブの中で、「髭脱毛する時のスピードが『シャングリラ』ぐらいのイントロくらいで痛い」という話があったのだ。めちゃめちゃ腹を抱えて笑ってしまった。あまりにもセンスが良い。

 

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鳳泉でランチ

ホテルで朝食を食べて京都へ向かうことに。朝食バイキングでの食べ過ぎと電車の揺れ過ぎで二人でグロッキーな状態で友人と会うことに。お昼ご飯は私の希望で「鳳泉」に行く予定だった。現在の体調で食べられるか不安なまま店内へ。名物のエビかしわそばと春巻き、酢豚、炒飯を注文した。驚くべきことに、あっというまに平らげてしまった。脂っこくなく、体にするすると沁み込んでいく感覚。エビかしわそばはツンと鼻にくるのだが辛くないという、不思議な体験だった。これは京都に来た時は毎回行きたいかもしれない。

 

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帰京

その後も南禅寺に行ったりそこで雨に見舞われてブルーボトルで身を寄せ合ってホットドリンクを飲んだりNintento KYOTOでブラブラ散策をして、友人おすすめの居酒屋で飲んで帰った。

 

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原田マハの食のセレクトショップ「YOLOs」で買い物できたのも良かった。

 

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帰りの新幹線で思い出を振り返っていた。同行者の仲が良い友人は旅の中で「四ツ橋線の四ツ橋駅とか半蔵門線半蔵門駅って、アルバムの表題曲みたいだね。」と呟いていた。そこからいろいろと会話した後、「流石にアーティストもアルバムも曲も同じ名前っていうのはないだろうね。」という話をした。もしあれば教えてください。

でもBUMP OF CHICKENのアルバム『COSMONAUT』の「宇宙飛行士への手紙」がTOKYO FMのラジオ「SCHOOL OF LOCK!」で「宇宙初オンエア」という表現で流れたのは良かったね、という結論に至った。

こんな話を東京でも旅行でもずっとしている。でもそれが心地よい。

 

そんなわけで旅行は幕を閉じたのだが、大阪も京都も行きたい場所が多くて困る。SIRUPとTENDREが大阪でイベントをやるそうで、早速行くか迷っている。