岡山・鳥取旅行記(鳥取編)
2日目(夜)
鳥取駅に着いた。19:30頃だというのに、駅前に人がいない。先輩の住んでいる家に泊まらせてもらうことになっており、人気のない街を歩いていく。
この日は先輩がDJイベントをやるとのことで、そこに向かっていた。中に入ると、笑顔の先輩がいた。
東京で今まで会っていたのに、鳥取の地で会うのはなんだか不思議だった。
音楽を聴きながらビールやジンを飲んだ。友人が飲んでいた白兎ジンが美味しそうで買って帰ろうと思ったが、小瓶がなく結局諦めることとなる。
会場の温度感やボリュームがちょうど良く、こういう場所が東京にもあれば良いのにと思う。
夜が更けてきたので、切り上げて銭湯に向かった。
シャワーからも温泉が出る銭湯だが、異様に熱く水圧が少ない。私は熱い温泉が好きだが、すぐに茹蛸になってしまった。
家に戻りカップ麺を食べてその日は就寝。
3日目
なんだかくしゃみが止まらない。鼻をもぎたいくらい痒い。これが花粉症だったらどうしようか、今発症するものなのかと、不安を覚えながら支度をした(東京に戻ってみると症状は出ず、どうやら黄砂とかが原因なのかもしれない)。
鼻づまりでのたうちまわってたのか、寝癖が酷かった。住み込みの書生みたいだと言われ、友人と洗面所で書生とその家のお嬢様の寸劇をしながら準備を進めた。
とある喫茶店でモーニングを食べた。BGMで「TOMORROW」が流れてきたが誰かのカバーっぽい。友人が「misonoじゃない!?」と調べたら当たっていた。
外にあるトイレに行くと、足元にタランチュラを小さくしたような蜘蛛が3匹ほどいた。戻ってそのことを次に行こうとしていた友人に伝えてから割とすぐ、「蜘蛛がこっちに向かってきて怖かった」と狼狽していた。普段生活で常に何かに怯えながら生きているものの、こういう変に落ち着いている部分も自分にはあるのだということを知った。
食後、タクシーで砂丘に向かう。砂丘付近で鳥取警察署の砂丘駐在所があり、「SAND POLICE……!」と車内が沸いていた。砂の棍棒とかで闘うのか、みたいな話をしていたら、「砂丘のどの辺りに停めますか?」と運転手に聞かれた。よくわからずリフトに乗りたい旨を伝えると、「そんな良いものでもないですよ」と穏やかに笑いながら言いつつ、無料券とアイスの割引券を人数分くれた。
リフトに乗り、砂丘の海側の方へ移動する。
砂丘は思ったよりもコンパクトだった。オアシスのようなものも湧いている。

見晴らしが良さそうな上の方まで、砂が靴に入るのを感じながら登る。上の方からは海も見えた。
各々のやりたかったパロディをそこで実現する。私は『VIVANT』でタクシー運転手に砂漠の中で置いていかれて狼狽する堺雅人を、友人たちは中森明菜の「サンドベージュ」やPRINCESS PRINCESSの「世界でいちばん熱い夏」を再現した。もう一人は特に希望がなかったので、スター・ウォーズEp7のレイを演じてもらった。岡山で「また映画を撮りたいね」なんて言っていたが、少しそれに近い感じで楽しんでいた。
4人での写真も撮ってもらい、次の予定があるのでラクダ撮影は諦めてタクシーで浦富海岸まで向かった。遊覧船に乗る計画をしていたのである。
しかし、波が荒れており乗る予定の30分前に欠航していた。仕方なくみんなでその場にあったアイスやコロッケを食べ、鳥取駅付近で目をつけていた回転寿司に行くことにした。
トロサバや桜鯛のかぶと揚げ、頭の唐揚げ付きのエビなどを食べた。こういう海鮮が美味しい地方の回転寿司は妙に好きだ。

その後、文具屋に寄り道をしつつ家に帰った。友人が表紙で一目惚れした絵本を買っていて、その感性が好きだと思った。
その後前日とは別の銭湯に行く。そこは熱すぎず水圧もしっかりしていて満喫できた。
夜ご飯は先輩行きつけのお店に行くことになっていた。
先輩は遅れてくることになり、4人でやや緊張しながら入店。食事メニューはおまかせで、とりあえずビールを頼んで飲む。
先輩も合流し、刺身の盛り合わせをはじめとした魚介や肉料理が次々と運ばれてくる。少し実家の味に近いこともあり、完全に胃袋を掴まれた。

最後に余った刺身でトマトパスタを作ってもらったのだが、特にそれがあまりにも美味しかった。夢中で、後から白シャツが大変なことになっているのに気づいた。このお店のために、また鳥取に行きたいと思っている。料理のおいしさと、黄砂による辛さであまり会話は覚えていないのだが、「ナミビアの砂漠」についてや、八兆にそについて会話した気がする。

その後、もう一軒バーに連れて行って貰ったのだが、ここから鼻炎のピークであまり覚えていない。花粉症の人は普段こんな辛い思いをしているのか、と身震いをしていた。あまりお酒を飲めなかったのが非常に残念である。
帰宅後は即寝してしまった。他の人は会話を少ししたらしく、修学旅行でやけに早く寝落ちしてしまったことを思い出した。
4日目
最終日。鼻炎は少し落ち着いていた。先輩もこの日フリーとのことで、車を借りてくれていた。おすすめのカレー屋さんに連れて行ってもらう。大皿のサラッとしたカレーで、割と辛めだった。私は牛すじ+ナストッピングだったのだが、この2つの相性が良く、ペロッと食べてしまった。

https://maps.app.goo.gl/Rgfh2x2xPEpEPHu36
その後白兎神社に行き、道の駅で各々買い物をする。道の駅のような場所で、貝殻で作った魚の置物が何種類か売られていた。先輩と友人は一目惚れをして、カサゴをそれぞれ買っていた。個体差があって味がある。
白兎神社の近くに海があり、そこでカサゴたちに海を見せた。

まだ帰りの飛行機までに時間があるので、かにっこ館に向かうことにした。カニの水族館である。
小規模ではあるが、こんなに多くのカニを見たことがなくて新鮮だった。昔家族で1匹を分けて食べて食べ過ぎでお腹を壊したタカアシガニが威嚇のようなポーズをしていて、少し腹が立った。

時間はあっという間に過ぎて、帰る時間になってしまった。東京組は空港まで送ってもらい、そこで先輩と岡山の友人と別れた。次はいつ会えるかわからない。名残惜しくてずっと手を振っていた。
空港でお酒を買おうとしたが、酒類が全くない。悲しみに暮れながら鳥取を後にした。
帰りの飛行機の機内プログラムで踊る大捜査線があったので2話を観た。和久さん宛に届いたマッサージチェアに爆弾が仕掛けられた回。続きも観てみたくなった。
羽田では丸亀製麺でうどんを食べて解散した。久々に丸亀製麺でうどんを食べた。食べながら街裏ぴんくのことを思い出した。
中国地方に行くことはあまりなかった。今回の2県は物心ついてからは初めて行った。
今度はマスクとかの対策を万全にして、ゆっくりお酒を飲んだり音楽イベントに行ったりしたい。
次は東北の方にも行ってみたいものだ。
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岡山・鳥取旅行記(岡山編)
前段
大学の時の先輩が鳥取に移住した。仕事で鳥取に行ったらあまりにも良かったらしく、気がついたら鳥取に移住していた。先輩の発信する鳥取での様子はとても楽しそうで、文化的になんだか妙に惹かれるものがあった。
そして似たようなタイミングで、大学時代の同期が実家の岡山に帰ることになった。
これは、と思い、何かの時に鳥取と岡山を訪問する旅が決まった。
きっかけは覚えていないが、飲んでいる時にきっと決まった気がする。
1日目
前日は早く帰って荷造りしようと思っていたが、仕事が立て込み遅くに帰宅した。
荷造りをほぼ済ませてアラームをかけて眠りについた。
翌朝カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ました。ずっと夢を見る睡眠だったので深い眠りにつけたかもしれないな、と少し嬉しくなったのも束の間、スマホを見たら家を出なければいけない時間だった。
すぐに新幹線の便の移動を考えたが、後の便はすべて埋まっている。とりあえず用意しておいた全てをかき集めてキャリーケースにぶち込み、慌てて家を後にした。この時暖房を消し忘れ、あとで後悔することになる。
なんとか駅に着き、友人2人と合流して新幹線に乗り込んだ。アドレナリンが出ており、車内では眠れなかった。
岡山駅に着き、もう一人の友人と合流した。
岡山の名物を食べてみようと、駅ナカの寿司屋に入った。
鰆丼を頼み、追加でままかり寿司を4人で分けた。私はシャコがどうしても食べたくて、シャコの握りも追加した。

鰆丼は生姜醤油でいただく。さっぱりしていて、たっぷりのネギが食欲をそそる。
シャコの握りは旨みが強く、幼少の頃に植え付けられた"シャコは美味しい"というぼんやりした記憶が正解だと証明された。

https://maps.app.goo.gl/1FAFjh3C8kb4UeUG8
その後ホテルに荷物を預け、倉敷の美観地区に移動。美観地区に行くまでの商店街が妙に刺さった。
街をふらふらしつつ、大原美術館へ。
絵画や骨董など様々な展示があり、ボリューミーだった。旅で、しかも4人いて美術館に行けるのって結構嬉しい(美術館や寺社仏閣って割と好き嫌い分かれるイメージ)。
やいのやいの言いながら美術館をあとにして、大手まんぢゅうの店でお茶をした。珈琲と饅頭のペアリングはなんだか不思議だった。

https://maps.app.goo.gl/JLKA6PTQ5ba5vczy9
店を出ると川沿いのライトアップの時間まであと僅かで、川を眺めながら時間を潰していた。
川にいた白鳥が鵜をやたらと追いかけながら糞をするのを見て爆笑したり、『そして、父になる』の福山雅治について話していたりした。
ライトアップはしたものの、日が落ち切らず夜ご飯を食べに行くことにした。

友人が予約してくれた天ぷら居酒屋に向かった。
おまかせ6品コースとアラカルトを少し頼み、ビールとワインと日本酒を合わせて飲んだ。
牡蠣の天ぷら食べたかった……(諸事情で食べれず)

https://maps.app.goo.gl/aDEcPswBiPejmdGs9
2日目
起床して、ホテルをチェックアウト後近くのベーグル屋で朝ごはんを食べた。
ベーグルサンドも、この世で食べづらいものの上位に入るかもしれない。ハーフ&ハーフで、サーモン&クリームチーズとたまごサンドを食べた。

食後、後楽園に向かった。付近には空気階段のポスターが貼ってあり、とても嬉しくなった。
後楽園はとても広く、見応えがあった。何箇所かせせらぎの間に点々と通行できる石が並んでおり、わくわくしつつ落水に怯えながら渡り歩いた。

複数のカメが石の上で甲羅干しをしている姿は、なんだかCDジャケットみたいだった。このあとRIP SLYMEの5人復活ニュースを知った(真偽は不明)。

だいぶ歩いてお腹が空き、近くの食堂へ入った。ここの焼きめしが美味しいらしい。
各々迷いつつ、私はオムレツと焼きめし(小)を頼んだ。壁にはZAZEN BOYSのポスターが飾ってあった。ご飯を待ちながら、大学時代に応募していた映画祭について会話し、「また短い時間で楽しく映画を撮りたいね」としみじみしていた。
ご飯が到着した。オムレツはボリュームがある。中に肉が入っていた。チャーシューだろうか。
焼きめしはこの世のチャーハンで一番美味しかった。そりゃマツコも絶賛する。チャーハンのことがあまり好きではなかったので、驚いた。

https://maps.app.goo.gl/fwu871xmBHgSabiT8
食後、岡山駅に戻りイオンモールに行くことにした。翌日に行く鳥取砂丘で各々パロディをやることになり、その素材調達をすることにしたのだ。
なぜかこの友人たちはイオンモールが好きで、一緒に出かけるとイオンモールに行く機会が発生する(私は実家まわりにイオンモールがなく、特に感情がない)。
プリクラを撮ろうと、ゲーセンに行く。ちょうど卒業シーズンで、特定の機種に花を持った学生たちが列をなしていた。空いているところで良いか、と入って撮ったら、見たことのない加工になった。今の機種は韓国に感化されたナチュラルなものではないのか?
友人がピクトリンク的なものにその場で入ってすべての画像をダウンロードして即時退会していた。社会人はこんなこともできるのである。
コーヒーを飲んで時間を潰し、スケジュール通りに駅に向かおうとしたら、ホテルに預けていた荷物のことを忘れていた。全員で慌てて役割分担をして、無事に駅で落ち合って急いで駅弁とお土産を買い、鳥取に向かう特急に乗り込んだ。
特急では一番後ろの席だった。お腹が空いておらず、あと30分経ったら食べようと思っていたら、突然車両内の全員が席を逆回転させた。なんだなんだと思っていたら、周りの人たちが「この駅で進行方向が変わるんだよ」と教えてくれた。おそらく、私たちは話に夢中でアナウンスに気づかなかったらしい。
一番前の座席となり、狭い台でお弁当を食べ始めた。もっと前に食べておけばよかった。
しばらくして、鳥取に着いた。
次回、鳥取編。
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良かったモノ・コト(2024.11)
SUPER HAPPY FOREVER
人と飲んでいる時にぽそっと「小旅行に行きたいな、静岡とか」みたいなことを言ったら、「SUPER HAPPY FOREVERじゃん」と言われた。
なんだそれ、と思ったら映画のタイトルらしい。調べてみたら、なんとなく見たことある画像だった。
行ってみたかった映画館で上映していたので、別日で仕事終わりに観に行った。
映画の中盤で涙が止まらなくなったが、全然そんなシーンでもない気がする。自分が何に心を揺らされて泣いているのかがわからず、困惑しながら見ていた。疲れているのかな、とも思った。
趣味が特別合うわけでもない登場人物の二人が、ふとした時に同じ方向に目を向けて同じ感情や思考を抱くことの描かれ方が、妙にリアルで私も似たような感覚のことを思い出していた。
一人で観に行ったので、早く誰かとこの話を直接したかったが、対面で会う人に限って誰も観ていなかった。そして日が経つごとに、この映画に対する感情が大きくなっていて、じっとしていられないようなもどかしさを抱えていた。
数週間後、冒頭で書いた人と飲みに行くことになり、感想や考えたことを伝えた。口から言葉がポロポロ出てきた。
3軒目に入ったカフェ&バーである程度酔っ払いながらゆったり飲んでいたら、その映画で使われていた『Beyond the Sea』のアレンジがBGMで流れてきて本当に驚いた。
「SUPER HAPPY FOREVERだ……!」と顔を見合わせて、二人で天井を見上げていた。
まさに劇中で描かれていたような、「同じ方向にパッと興味が行って同じ感情を持つこと」がその場で起こり、少し狼狽して目頭が熱くなった。
そんなこともありもう一度観たいと思っていたら、トークショー&サイン会付きの回があったのですぐにチケットを取って観に行った。
2回目は1回目の答え合わせのような感覚があり脳がクリアになっていったが、しっかり顔がびしょびしょになった。
その後トークショーを聞いた。山本奈衣瑠さんの「悲しみを通してでしか見えない幸せもある」という言葉が非常に腹落ちした。
そしてパンフレットを買ってサイン会に並んだ。同行者はシナリオブックも買っていた。2回目にもかかわらず、なんだか余韻がすごくてぽけーとしてしまい、何を話せば良いかわからなくなって、浮かんだ言葉をただただ伝えることになった。パンフレットは今後も本当に大事な宝物になると思う。
映画館を後にして、ふと変なことを思い出した。その時持っていたトートバッグは香港に行った時に買った、中国皇帝と若者がサングラスをかけてスケボーをしている変だけど愛らしいデザインのものだった。
そのトートを、昔熱海に行った時に忘れかけたことがある。
劇中では、主人公の妻がなくした赤のキャップを探すことが一個軸となっている。
私も熱海で温泉卵が作れる小さな湧き出るタイプの温泉に、着替えが全部入った状態のそのトートを忘れていったことがあった。宿に戻ったらリュック以外に畳に置くものがなくて血の気が引いた。
温泉卵を作るときにその辺に置いたのか、と慌てて戻るも、トートはない。
慌てて近隣の酒屋に聞いても心当たりがないという。
酒屋から出てしょぼくれながら温泉から去ろうとすると、氷結を持ったおじさんが立っていた。「熱海にも氷結を飲みながら歩く人はいるのか」なんて変なことを考えていると、その人の脇から中国皇帝が見えた。目を疑い、慌てて走って話しかけた。こんな辺なトートバッグが他の人と被るわけがない。
その人は「これ忘れ物だよな!?荷物がたくさん入ってそうだったから大丈夫かと思って、持ち主をこの辺で探してたんだけど見つからなくて、ちょうど今戻ってきたんだよ。うわ〜〜〜良かったなあ本当に!」と喜んだ声で話してくれた。
そんなことを思い出して、あるシーンと自分が被って変な気持ちになった。
変な脱線をしてしまったが、暖かくなったらハトヤホテルに行こうと思う。
できれば8/19に休みを取って。
喫茶片想い
片想いのことは、ダウ90000がテレ朝のイベントで演奏してちゃんと知った。神保町の喫茶さぼうるでイベントをやるらしい。こんな素敵なイベント、行くしかないということで、人と訪れた。
列ができていたので並ぶと、少し前にSUPER HAPPY FOREVERのキャップを被っている人がいた。中に入ってドリンク待ちの時にその人が前にいた。うっかり話しかけそうになった。
ホットコーヒーを飲んで弾き語りを聴いた。店が混んでいたので一杯飲んですぐ店を出たのだが、驚くべきこともあった(ここには記載しない)。
別の喫茶店を挟み、もう一度さぼうるに入ったら突然「カニエさんですか?」と演者の方に言われた。突然のことに混乱したが、そのまま手を引かれてステージの方に気がついたらいた。流れはわからないけど、"カニエ・ウェスト"ということにされていたっ
ぽい。
でも、「カニエ・ウェスト……?蟹江さんという関係者がいたりするのか……?」と頭の中を考えが巡り、「え!?えっ……!?」ということしかできなかった。なぜかカニエとして一緒に自撮りもした。
その後、地下で片想いのライブがあった。ライブは初めてだったのだが、楽器がたくさんある音楽は良いなと思った。
好きな曲がたくさん演奏されて嬉しかったのだが、「いとしいな」という曲が本当に心に刺さった。この曲ってカバーだよな?と思い、喫茶店を後にしてSoundHoundで鼻歌で検索したらスティービー・ワンダーが出てきて二人で驚いて笑った。
焚火と冷麺
稲毛に美味しい冷麺があるということを教えてもらい、その人と行ってみることにした。
ただ、せっかく稲毛に行くなら他に何かできないかと調べていたら、海で焚き火ができるイベントがあったので申し込んでみた。終電に近い時間に新木場から家に帰るときに乗り過ごして稲毛海岸まで行ってしまい、海で夜を明かすことになったらどうしよう、と変な絶望を覚えたことがあったので、払拭したかった。
焚き火が好きなのに2年ほどキャンプに行けていない、そして時間帯的に夕日も見れそうなのでついでの焚き火ではあるがワクワクしながら向かった。
駅に少し早く着いてしまい、ホームの待合室でぼーっとしていたら、強い日差しが入ってきて眩しかった。でも強いのに綺麗で少し心地よくて、そんな時にApple Musicのシャッフルで虎に翼の『You are so amazing』が流れてきて目に涙が溜まりそうになった。
合流してコンビニでビールを買い、会場に向かった。稲毛海浜公園に着いたものの、会場がどこなのかわからない、「桟橋が目印」と買いてあったので桟橋を目指したら全然違う桟橋だったらしく、めちゃめちゃ迷った。
でもその間に、ヨットや別の桟橋やたくさんの犬猫や水門を見ることができて、なんだか楽しかった。
会場に無事に辿り着き、焚き火台と椅子を設置する。幸いにもその日は雲ひとつない快晴で、ちょうど日が落ちかけてオレンジの空の中に富士山が見えた。
富士山の魅力は昔全くわからなかったが、今はとても美しいと感じるようになった。
日が落ちて星や夜景も見え始めた。それでもまだ上着はいらない気温。サッポロ「冬物語」のビールが沁み渡る。
あまりにも美しい光景で、この日からしばらく経っても頭に焼き付いている。

「星座表」というアプリを使ってそこにある星がなんの星なのか調べていたら、夏の大三角形だった。もう冬なのに。でも見る場所を変えたらカシオペヤ座もあったし、知らない長方形の星座も見つけることができてだいぶ嬉しかった。昔DSの「おいでよどうぶつの森」で星座を作れるコンテンツがあって全くやらなかったものの、今はしっかりそれで遊んでみたい。
焚き火は他の人たちよりもなかなか燃焼が弱く、すぐ火が消えそうだった。同行者は「松を取ってくる」と定期的に茂みに入って松の葉や松ぼっくりを抱えてきてくれて、なんだかその姿が面白かった。松を薪の下に焚べて火力が強くなったものの、事故かと思うくらいのとんでもない量の煙が出た。
それでも途中調子を掴んで適度に燃やすことができた。薪の量が少なかったので、今度久々にキャンプ場で多めの薪で焚き火をしようと思う。
焚き火を終えて、お目当てのご飯屋さんへ向かう。バスに乗っていろいろ話していたら、話に夢中になりすぎて終電まで乗り過ごしてしまった。
慌ててタクシーを捕まえて目的地を言うものの、「ナビがねえから細かい住所を言われてもわかんねえんだけど、どこに行くんだ?」と言われる。「韓国料理屋ならあそこだな」と運転を開始するも、一応不安で開いたナビからどんどん離れていく。外国のタクシーに乗っているような独特な緊張感がありながらも、自分たちでナビをして無事お店に着いた。
ここまでの一連のことすべて、なんだかSUPER HAPPY FOREVERみたいだった。
目当ての店は「ソルヌン」という平壌冷麺が人気のお店で、脱北した方がオープンした平壌冷麺店の2号店である。
1号店は韓国の江南にあり、旅行中に行こうと思ったが遠くて行けず、稲毛に行くことにした。
平壌冷麺とキムチとデジカルビと牛ポッサムを頼んだ。
私は普段から夏バテしている時くらいしか冷麺を食べないのだが、あまりにも美味しかった。出汁が利いててスルスルと体に入っていく。水筒に入れて持ち歩きたいくらいだった。
豚ポッサムはよく食べるが牛ポッサムは初めて食べた。ネギが入ったつけだれにつけて、ネギを包んでいただく。あっさりしていて、満腹でも食べれる。
平壌冷麺は特にもう一度食べたい。夏に食べに行きたい。稲毛に行くことなんてないのに、と思っていたが、来年も行くことになりそうだ。
本当は『団地のふたり』のこととか、もっと書きたいことがあったけど、SUPER HAPPY FOREVER繋がり(?)のことを書いた。
何度でも観たい映画だなー。
良かったモノ・コト(2024.10)
虎に翼
ずっと観ていた朝ドラが9月末で終わった。朝ドラを完走したのは何年ぶりだろうか。
普段観ないのになんとなく観始めたのは、『エルピス-希望、あるいは災い-』で岡部たかしのことを好きになり、彼が主人公の父親役で出るから、という理由だった。
法律の話か、と『リーガル・ハイ』のことを難しそうで敬遠していたくらいなので少し身構えたが、コミカルに描かれる部分もありつつ、人権や多様性の根本の部分について考えたくなるような作品だった。自分にとって非常に大事なドラマとなった。
「昔はこうだったのか」ということはなく、現代においてもまだまだ全員が暮らしやすい世の中ではないと思う。私も疑問に思うことがたくさんあるが、いちいち噛み付くこともできず長いものに巻かれているような感覚がある。
それでも、主人公の寅子はあらゆる問題に「はて?」と疑問を投げかける。
疑問を投げかけて自分の意見を述べて問題が解決しないとしても、等身大でぶつかっていて、観ていて心が救われることが多かった。
「自分はもしかして異質なのではないか」と思ったことはあるだろうか?
私は「個性だしね」と心の表面で考えていても、心の裏側ではそうは思わずあらゆる面で自分が異質なのかもしれないという恐怖を抱えることがある。
それでも、このドラマと出会って少し体の緊張が解けつつ、背筋が伸びたような感覚になった。
どうしようもなくなった時に定期的に観たいものの一つになった。
雑誌特集全店はしご酒
大学時代の友人たちと雑誌に載っている大学近辺の店をはしご酒しようということになった。全9軒。前の予定があり夕方スタートだったので、あまり時間がない。
Google mapにお店を登録して一番効率的なルートを探したり、香盤を組んで挑んだ。
お店一つひとつについて書くと長くなるので書かないが、本当に良い時間だった。
学生時代には全く知らなかったお店が大半で、ご飯とお酒がとてもおいしかった。そして大学OBとはいえ、お店の方々が学生のように優しく接してくれて、大学生に戻ったかのようだった。
どうしても間に合わなかったり在庫切れのお店もあり、7/9しか行くことができなかったが、本当に濃密な時間だったと思う。
後から友人が撮った動画を見たら、自分はこんなに幸せそうな顔をするのかとだいぶ驚いた。
最後にカラオケに行って寝る人は寝て、起きている人は歌った。
カネコアヤノゾーンに入ったらみんな起き出したもんで、思わず笑ってしまった。
発酵白菜
よく行く店でとんでもなく美味しいご飯を見つけた。
豚肉と発酵白菜の炒め物というもの。
あまりにも美味しくてお酒を飲んでいる場合ではなく、米をかき込みたくなった。私は酸っぱいものが好きなので、発酵白菜そのものに興味があって調べてみたら、なんとそのお店の系列のレシピが載っていた。そんなものは作るしかない。
分量通りで作ってみた。絶妙な酸味と塩味でありえないくらい米が進む。調味料はシンプルなのに、味に深みがあっていくらでも食べられる。これを書いている今も、味を思い出してお腹が空きかけている。
ちなみに春雨なんて余るんじゃないかと思うかもしれないが、私も見事に余らせている。ただ、ちょうど干し椎茸も余っているので、ピェンローを作ることができることに気づいた。ピェンローもとんでもなく美味しいと思っているので、だいぶありがたい。無限に発酵白菜の炒め物とループできると思う。
とりあえず、このレシピは今の冬の白菜が安い時期に、ぜひ食べてみてほしい。
10月は様々なことがあったけどここに書けることが少ないのが悲しい。
年末が近い。年末も近いしもう2月くらいまで見えてきている。
良かったモノ・コト(2024.9)
韓国旅行
ゼミの同期で韓国に行った。飲み会でふと思い「旅行行かない!?」と言ったら韓国に行くことになった。
メイク体験とか皮膚科に行くとか致死量のご飯を食べるなどした。
メイクはあまりにも自分の顔には似合わなかった。
最近ご飯を食べると体が異常に熱くなって、すぐ眠くなる。そんなこともあり結構コーヒーを買うことが多かった。普段はマンデリンのような濃いめ苦めのような味を飲んでいるので、主流がアメリカンなのが少し悲しかった。でもゴクゴクいけて良い。
観光はそもそもあまりしていないのだが、思い出に特に残っている出来事が『もののけ姫』を観たこと。韓国のNetflixではジブリを観ることができた。
みんな観たことはあるものの、あの二人に恋愛感情はあるのか、という議題で盛り上がった。私はない派である。
数人へのお土産にポンチャックマシーンを地下市場で探してみたが売っていない。次はガラクタ市に行ってしっかりと買って帰りたい。
『サユリ』
ずっと観たかった白石晃士の『サユリ』を観てきた。ホラーだけどややアクションっぽいのか……?と思って観てみたら、そんな単純なギャップではなかった。あまりにも様々な感情が出てきて、観終わった顔には顔がぐしょぐしょになっていた。初めてホラー映画で泣いた。
エンドロールが終わり明かりがつくと、周りが一斉にザワザワしだした。こんなに映画館の終映後にざわついているのを観るのは、スターウォーズのEp9以来だった。
観に行った4人でその後飲みに行った。サユリの感想戦や、その他の全然関係ない話をひたすら笑いながら話して、とんでもなく楽しかった。
この映画を観た翌週、蓮見翔のラジオに宇多丸がゲストで来ていて映画体験について話していた。内容が面白い映画よりも、別の体験が付随するつまらない映画の方が記憶に残るというものである。
まさにサユリがこれに当てはまったと思う。
『箱男』とドイツ人
サユリを一緒に観たうちの一人と石井岳龍の『箱男』を観に行った。石井監督の映画とは授業で出会い、独特な世界観にハマったので今回も劇場に足を運んだ。非常に不思議でメタな世界。途中で頭がおかしくなりそうだった。観ている途中で、ふと「水曜日のダウンタウン」内の名探偵津田2のことを思い出した。
観終わって脳疲労で酸素が薄くなったような感覚になりながら外に出て、近くの風情のある焼きとん屋に入った。
混んでいたが、店員さんが焼きとんの煙で痛そうな目を擦りながら先に案内してくれた。本当にしんどそう。
テーブルは狭く、ほぼ相席。キツキツの中、同行者と様々な話をしていた。
ある時、日本未公開の三島由紀夫にまつわる映画の話をしていた。すると、隣の席で一人で飲んでいる外国の男性の方が話しかけてきた。その映画のことを知っているらしい。
まさかその作品を知っている人が隣にいるとは思わず、そこから3人で飲むことになった。基本は簡単な英語で、翻訳アプリを使いながら会話をした。
彼はどうやらドイツから来たらしい。お酒とか映画とか車とか、様々な話をした。そしてまさかの2軒目に行くことになった。
そこからあまり覚えていないのだが、3人で深夜まで飲み、SNSを交換して各々タクシーで帰った。
自分は英語がそこまで得意ではないのでコミュニケーションが取れたことに驚いたが、頑張って取ろうとするよりも自然な方がやりやすいのかもしれない。
翌日、しっかりと二日酔いになった。彼はたまにSNSにいいねをくれる。
ダウ90000『旅館じゃないんだからさ』
演劇公演の『旅館じゃないんだからさ』の再演が大阪でやることを知った。しかも、Base Ball Bearの小出祐介が楽曲を書き下ろすらしい。こんなの行くしかない。
レンタルビデオショップが舞台の本公演。TSUTAYA好きにはたまらない。今回の劇場は近鉄アート館という場所で、三面舞台仕様だった。座席が前方だったこともあり、ほぼ等身大のサイズのダウ90000を観ることができた。自分がレンタルビデオショップにいるみたいだった。
今、TSUTAYAはどんどん閉店している。ビデオレンタルを知らない世代が出てきているかもしれない。そんなことを感じるような内容だった。そしてあらゆる言葉が自分の中に刺さる。「映画は好きな人と一緒にいたい口実」というと甘酸っぱい感じがするのに、「Netflixがあるからうちにおいでよ」という言葉が嫌な感じで浸透しているのはなぜなんだろうか。
『サユリ』のところでも書いたが、蓮見翔が考える映画体験というものの強さが大きく描かれていた。その根幹の部分を作品の中で観ることができたのが嬉しかった。
終演後は小道具であるDVDや漫画の棚を見ることができた。DVDは全て映画の絶妙なパロディでら見ながら思わず笑ってしまった。
ダウ90000の存在は、大学の頃からの友人たち3人に教えてもらった。いつも4人で観に行ってたが、既に3人は初演の時に観ていたので今回は一緒ではなかった。その3人と終演後飲みに行って感想戦をすることも含めて、映画体験とはまた違うけど大事な時間だったのだと確信した。知識とかカルチャーとかの前提が一緒でポンポン会話が進んでいくことって、実は貴重なことなのかもしれない。
4人で観たかったな。
この旅は公演以外も含めて、大事な人々のことを思い出す遠征になった。一人で大好きな喫茶店を巡ったりしたのだけど、いつか大事な人々を連れて行きたいな〜と思った。
9月はだいぶ濃密なので今回は1ヶ月だけの記事にした。
そういえば、バンドも組むことになった。
いつものように日常を過ごしていたら、「言いたいことがある。バンド組もうぜ!」と言われた。そんな誘い方、頷くしかない。
11年ぶりにドラムを叩くことになったがなかなか難しい。
やる曲は決まったものの、全然まだ集まってない。
良かったモノ・コト(2024.7-8)
あらかわ遊園
大学時代からの友人3人と、西川口のトルコ料理屋で朝食ビュッフェを食べることにした。
あまりにも家から遠いということで西川口付近に宿を取ろうと思ったが、良い宿もなく荒川区の民泊を予約した。せっかく泊まるなら何かしたい。宿の近くのあらかわ遊園で遊ぶことにした。
あらかわ遊園は何回か行ったことがあるが、社会人になってからは初めてだった。
日本一遅いジェットコースターが名物であり、遊園地ではあるが釣り堀や動物ふれあいコーナーも存在している。
動物と戯れ、乗り物に乗って、暑すぎて屋内で休憩をしていたらゲリラ豪雨に遭った。
頃合いも良かったので、隙を見て近くの銭湯に駆け込んでひとっ風呂浴び、近くの居酒屋で飲むことにした。
養老乃瀧くらいしかなかったのだが、その養老乃瀧は店長のおすすめがやたら美味しかった。後から知ったのだけど、養老乃瀧はグランドメニュー以外にも店舗のおすすめがある。そこの独自メニューの魚料理がやたら美味しい。気づけばたくさん飲んでしまった。
翌朝、早起きして西川口方面へ。念願の「AZEL Restaurant&Bar」に入ると、お客さんでいっぱい。トルコの人が多いのだろうか。
ビュッフェを注文すると、お皿が渡される。時間制限は特にないようだ。
バイキングテーブルには5〜6種類のチーズ、7〜8種類ほどの料理が並び、パンも5〜6種類ほど積み上がっていた。チーズ好きにはたまらない。チーズをよく食べる文化なのだろうか、取ったパンの中にもチーズが入っていた。
ドリンクはホットチャイティーを淹れる機械がある。チャイといってもインド料理で出てくるスパイスがたくさん入ったミルクティーではなく、トルコチャイである。淹れ方がよくわからずオタオタしていたら、別の人が「僕も最初戸惑いました」と言いながらレクチャーしてくれた。少量のチャイを注ぎ、それをお湯で割ってお好みで角砂糖を入れて飲むらしい。
信じられないくらい量のチーズと料理を食べてお腹がはち切れそうになった。全部のメニューは食べきれなかったが、さすが世界三大料理、味付けが本当に美味しい。トマトやオリーブを使ったものが多く、白と黒と赤で構成されていた。そんなの美味しいに決まっている。
誰かに「朝ごはん、何が食べたい?なんでも作ってあげる」と言われたのなら、トルコ料理をオーダーしたいくらい。
満腹になり、ヒィヒィ言いながら歩いて最寄りというには遠いバス停まで歩いた。
西川口はなかなか遠いけれど、定期的に食べに行きたくなるお店だと思った。
ベボベ×ガリレオ
学生の頃、SCHOOL OF LOCK !をよく聴いていた。flumpoolが好きで、水曜23時台は毎週聴いていて、たまに勉強しながらゲスト回の時は頭から聴いていた。RISMOのCMでGalileo Galileiのことも好きになり、SOLで興味を持ってBase Ball Bearもよく聴いていた。そして、ガリレオがかつて優勝し、ベボベが審査員を務めていた閃光ライオットのライブにも行くようになっていた。
今思い出すと胸が痛くなるような思い出だが、そんな二組が対バンをすることになった。これはもう行くしかない。
最初はガリレオからスタート。そして、まさかのベボベの「ドラマチック」カバーからスタート。膝から崩れ落ちるかと思った。
ガリレオは様々な変化を経て今に至り、昔の曲も今の曲も織り混ざったセトリだった。10年を感じながら、Twitter黎明期×ガリレオの思い出を回想していた。そして、セトリの中にある曲が入っておらず、彼らは先を見て活動していっているんだと感じた。
ガリレオのターンが終わり、ベボベへの転換。突然一斉に会場の人々のスマホの緊急地震速報が鳴り響く。何かの演出かと思った。南海トラフについてちょうど疑われている時期だったので、一気に不安になったが、ベボベ3人の貫禄ある登場で安心した。
セトリは"懐古"。「17才」「short hair」を立て続けに聴き、自分も確かTSUTAYAでCDを借りて、よくその2曲をセットで聴く時期があったことを思い出していた。
あまりにも自分好みのセトリが続き、ガリレオの「管制塔」をカバー。ベボベアレンジがゴリゴリに効いていた。
そして、アンコールはガリレオが最初に歌った「ドラマチック」。こんなことがあって良いのか。
今回のライブは懐古的でもあるし、でも新しいような不思議な感覚になったライブだった。しばらく胸が高鳴っていた。
これきりではなく、いつかまたこの二組でやって欲しい。
もんじゃ
最近仕事でやっていられない感情になった時、早めに切り上げて月島にもんじゃを食べに行く。普通に飲むのもマンネリだと思い、何気なく入ったもんじゃ屋が美味しかった。
最近は変わり種が多く、イカ墨もんじゃが美味しかった。イカ墨と大量の刻みニンニクとチーズと米が入っている。米……?と思ったが、もはやそんなことは気にならず、イカ墨とニンニクが労働者の体に沁み渡る。
ラムネサワーを飲めるのも良い。なかなか普段は飲むか迷うが、もんじゃ屋ならなんでも良い気がする。
よく行く店は、2000年代を思い出すような感じのギャルがいて、「暑いですよね。GATSBY使います?これめっちゃキンキンに冷えてー。え!使ったことあります?」とGATSBY冷感シートの使用感を教えてくれて好きになった。
そして店内BGMが平成初期で絶妙に良い。USENではなく、別の店員さんのプレイリストらしい。
夜に月島に行くと、もんじゃ屋以外にも良さげな飲み屋があって良い。東京五大煮込みの一つも月島にあるし、結局もんじゃ以外でも飲みたくなってしまう。
夏っぽいことはできただろうかと思ったが、盆踊り大会によく行っていた。4拍の曲に6拍くらいの振り付けで踊っていると、よくわからなくなって踊りのことしか考えられなくなるのが良い。
秋にも盆踊りは各地で開催される。様々な盆踊りに密かに踊りに行きたい。
良かったモノ・コト(2024.4-6)
見事に環境が変わって更新できなかった。
スマホでコツコツと書いていたものの、見出し設定等はPCでないと変えられないようで、いつかやろうと思っていたら気がつけば7月になっていた。
もう上半期が終わってしまった。もう今年も終わる、という気持ちになり始めている。
実は6月末に引越しをした。でも荷解きすら何も終わっていない。これから溜まっていることたちを全部消化できるのだろうか。
今まで様々なことを月毎に下書きに書き連ねていたが、キリがないので特に良かったモノ・コトをまとめていきたいと思う。
ソイレント・グリーン
リマスター版が上映されるとのことで、観に行ってきた。
「好きな映画は何ですか?」と聞かれた時に、大抵別の映画を答えることが多い。ただ、本当に何の外面も無しに答えるとすると、この映画が三本の指に入るかもしれない。
よく「あらすじ、タイトル、ジャケットが最大のネタバレ」とかなんとか言われているが、初めて観た時は何の情報もなく見始めた。
観進める中で、なんとなくネタバレに気づき始めながら気持ち悪い感情になりつつも、ディストピアの中で描かれる様々な生命の描かれ方に胸を打たれ、今回スクリーンで観た時もより一層その感情は強かった。
ネタバレはどうしてもしたくないので、あらすじをものすごくざっくりと記すとこんな感じである。
・2022年、人口が爆発的に増えて食糧難になった世界が舞台
・(人口増加により働き口が少ないため?)”家具”や”本”という職業がある
・主人公は警察官であり、捜査で必要となる”本”である老人と共に暮らしている
・ある事件を発端に、主人公は大きな事実に辿り着く
なかなかこれ以上の本筋は書きたくないので、とりあえずもっと気になる人は薄目でジャケットを見ないようにしながら本編を再生してほしい。
そして大好きなシーンが二つあるのだが、一つは本筋に関わるのでパスする。
もう一つのシーンが食事のシーンである。
食糧難の中、主人公はある方法で食糧を手に入れて家に持ち帰る。
老人は大変驚き、戸惑いつつも二人で食事を取る。
新鮮なレタスやお酒や肉を食べるのだが、老人の表情があまりにも美味しそうなのである。いつもこの映画を観た後は、レタスを食べたくなる。
ご飯が美味しそうな映画というと、みんな様々な映画を挙げるが、私は料理も何も出てこない、この作品を推したい。
書いているだけでお腹が空いてくる。
少しでも興味を持った人は、本当に何も情報を入れずに観て欲しい。
(予告もURLも貼りません)
空気階段
単独公演「ひかり」の東京公演を観に行ってきた。
普段は友人と行くことが多いのだが、今回はソロ参戦。
会場に着いて席に座ると、あまりにも近い。チケットを開封した時にも驚愕したが、本当にあまりにも近い。しかもど真ん中。なんということだろうか。変に緊張しながら開演を待っていた。
開演し、OPが始まる。やっぱり近い。
二人を見上げる形で観ることになったのだが、この公演のOPをこの位置で観れて良かった、というほど好きなOPだった。
OP曲もそうだし、劇中の曲があまりにも良かった。
終わった瞬間記憶を辿りつつ、無理やり頭の中に詰め込んだ知らない歌詞の曲を検索し、プレイリストを作って聴きながら帰った。今も定期的に聴いているし、カラオケでもたまに歌う。
そして数本コントがあり、終演。
個人的に普段と少しテイストが違うのかもしれない、と思いながら観ていたものの、最後にはがっつり涙を流す結果となった。
個人的に大好きな二本があり、どうにかしてもう一度観れるのなら嬉しい。
空気階段の単独はいつも絶妙に風刺が効いてて面白くて、体験したことないはずなのに通らなかった方の青春の感覚を呼び起こしてくれて、最後はとんでもないファンタジーを見せてくれる。
あまりにも良かったので、別日に観た最寄駅が一緒の友人を誘って飲んだ。途中までちゃんとした感想戦だったが、お酒も入り途中から「まじで良い〜〜〜」しか言えなくなっていた。でも、そこに全てが詰まっている気もした。
まだ気が早いけれども、次の単独公演も楽しみだ。
いつも行っていた定食屋
最近までよく通っていた定食屋があった。
大学生の頃から通っていたお店の店長さんがやっているお店だった。
そこは8席ほどのお店で、行くとだいたい大学のサークルの知り合いやそのOBがいた。
社会人になってから偶然大学時代の人と飲める機会なんてなかなかなく、気がつけば結構な回数足を運んでいたのだが、諸般の事情で閉店してしまった。
社会人になると仕事が忙しくなり、人それぞれライフイベントがあり、会おうとしても日程が合わなかったりそもそも誘って良いのかわからない。「なんとなく久しぶりに会って話したい」と思っても、自由な時間が限られる中でその時間を貰ってしまっても良いのか、自分も疲れるんじゃないか、とか様々な考えが頭を巡ってしまうのである。
でも、そのお店では本当に偶然誰かと再会し、そこから仲良くなって別で飲みに行くようになることが多々あった。なんならそこで再会した人たちと旅行に行くこともあった。ある種、そのコミュニティのハブになっていたと思う。
お店が閉店してから、そのような場をどうにかして作れないかと考えていた。でも、人が集まるのは店長さんあってのことだし、なかなか再現は難しい。
オンラインで再現しようにも、あの空気感をどこまで再現するのか。AIを作ってみれば良いのか。
様々な考えが巡っているものの、どうしてもあの最高な場所を妥協して再現したくなくて、思考がずっと止まってしまう。
なくなってしまった空間としてのお店の再現、良い方法があれば教えてください。